展覧会の絵のプロムナードの旋律は有名だが、後に続く、「ビドロ」、「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」、「カタコンブ」は何度聴いても飽きのこない曲だ。ビドロは、直接は牛車の意味らしいが、重荷を背負った人々を表しているらしい。牛車が次第に近づいてきて、苦悩に満ちた人々が目の前を通りすぎていくのだろうか。
この曲は、もともとピアノ曲だが、後のいろんな作曲家がオーケストラ用に編曲した。オーケストラ的な響きを内包しているためだろう。ちなみに、現在で言えば、終曲「キエフの大門」がテレビ朝日の「ナニコレ珍百景」に使われている。
僕は小中学校の頃はプロムナードだけ聴いて、深刻な曲だとは思っていなかったが、良く聴いてみると奥の深い曲である。
ムソルグスキー:展覧会の絵 販売元 : Amazon.co.jp 音楽 価格 : ¥ | |