2008年04月16日

ストラヴィンスキー バレエ「春の祭典」

 ここのところ、北海道から有機野菜の入荷が続いている、ジャガイモ、玉ねぎと5トンコンテナで会社に直接荷おろしする様子は見ていて豪快だった。コンテナで来るところが北の大地だと思った。今頃、北海道は雪がとけて地面が茶色のぐちゃぐちゃになっているのだろうか。

 大地のぽかぽかとした陽気を思うと、春の祭典の冒頭の高音域のファゴットが奏でる民謡風でどこか狂ったような旋律が聞こえてきそうである。この序奏は中学1年のとき出会って以来、とても刺激的であきることのないまさに「病みつきになる音楽」だ。当時、僕はまだブラームスの交響曲も知らず、「春」や「夏」などの親しみやすいキーワードの曲名のレコードを買ってクラシックの旅を始めたばかりだった。メンデルスゾーンの「真夏の世の夢」をイメージして、この「春の祭典(ハルサイ)」を買ってしまったので、聴いたときの衝撃は大きかった。「こんな曲だとは思わなかった」と思いながらも、完全な無調に陥ることもなく、調性が感じられるその不思議な旋律とリズム、そして強烈なオーケストレーションに引き込まれていくのだった。

 僕があるとき、長女がまだ1歳の頃、車を運転しながらこの曲を流していると、長女が「ハルサイ」のリズムに合わせて踊りだしたのであった。僕は「ハルサイ恐るべし」と改めて思わずにはいられなかった。
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第1部大地の礼賛の背景画
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[タイトル] ストラヴィンスキー:春の祭典
[アーティスト] ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[レーベル] ユニバーサル ミュー..
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posted by やっちゃばの士 at 23:10| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ストラヴィンスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

ストラヴィンスキー 3楽章の交響曲

 昨日はちょっと落ち込んでブログもお休み。僕は昔から気分がすぐ顔に出ると言われていて、ブログの言葉にもそのときの感情があからさまに表れてしまう欠点がある。知的でさわやかな会話をする人、知的な文章をさらりと書いてしまう人は僕からは本当に遠く感じる。そういう意味ではストラヴィンスキーの曲は僕とはまったく逆。

 
 前にショスタコーヴィッチは神がいない音楽と書いたが、それ風に表現すればストラヴィンスキーの音楽は作曲者の感情がない音楽といったらいいだろうか。本当にこの作曲家の作品は不思議に思える。情を失った音の運動のようだ。それでも無調や無秩序になるわけでもなく、この交響曲は粋のいい何度も繰り返して聴きたい曲である。




ラベル:クラシック
posted by やっちゃばの士 at 00:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ストラヴィンスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

ストラヴィンスキー バレエ『火の鳥』

 暗闇の中に宝石のようにきらきらと光る音楽。『火の鳥』は車のオーディオで聴いていると、低音が多いので非常に聴き取りにくい。何も聞こえない低弦の響きは闇夜。ときおり闇夜にまばゆく浮かび上がる木管の響き。

 この作品は、陽か陰かと言われれば、全体的には陰なのだが、色彩感がとても豊かである。印象派やリムスキー=コルサコフの余韻を感じるところも多いのだが、全く新しい音楽である。よく絵画の表現主義が引き合いに出されるのだが、表現主義の画家カンディンスキーの絵を髣髴とさせる音の絵画である。
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カンディンスキー『馬上の恋人たち』

 僕はバレエを見たことがないが、火の鳥は小さい鳥なのだろう。この曲を聴く前は、大きな翼を羽ばたかせ空を舞うラドンのような巨大な鳥というイメージを持っていたのだが、曲を聴く限りはそのような印象は受けない。ショスタコ4番の方がよっぽど僕の火の鳥である。

posted by やっちゃばの士 at 23:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ストラヴィンスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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