2009年05月30日

フォーレ チェロソナタ第2番ト短調

 ここのところ連日の雨です。まだ梅雨入りしていないので、この時期ここまで雨が降り続くのも珍しい気がします。

 今朝も強い雨音に目を覚ましました。庭先の雨音は非常に心地よく聞こえます。草木に当たる雨音の

緊張感と癒しが共存した情緒

が僕は子供の頃から好きです。と同時に、ちょっとした憂鬱な思いをその情緒に乗せるのがまたいいのです。

IMGP1478.JPG

フォーレの室内楽

がこの季節の雨の日には似合います。特に、激しい雨の音と共に聴きたいのが、チェロソナタ第2番の第2楽章です。激しい雨が地を叩きつけるようなピアノの強打音に乗って、チェロが情熱的な「エレジー」を歌います。

エレジーとはフランス語で「悲歌」

という意味です。フォーレには、この曲とは別に有名なチェロとピアノの小品『エレジー』があり、普通フォーレのエレジーと言えばそちらのことを言います。それでも、激しさと内面的情緒の深さはこの晩年のチェロソナタの方が上です。

この2曲の作曲年を比較すると、

エレジー(35歳)
チェロソナタ(76歳)


となります。フォーレは晩年になってから聴覚障害に悩まされますが、そのころから数多くの室内楽の傑作を残しました。これらの音楽はとても内向的で、晦渋なところもあります。そういった室内楽作品の中でチェロソナタ第2番のエレジーは

唯一、輪郭がはっきりしたわかりやすい音楽

としてとても印象深いです。心の中で激しく降り続ける雨にフォーレはどのような思いを抱いていたのでしょうか。

IMGP1471.JPG








posted by やっちゃばの士 at 07:50| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | フォーレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは♪
フォーレって縁がなくて持ってないですねぇ。今度買ってみます^^
うちのブログ、クラシックに縁のない人がコメントしてくれてるんですよ、タイガースファンとか(笑)日常の中にクラシックがかなり使われてるのを知らない人が多くて、そんな人に少し興味を持って貰えたら、と記事かいてます。日本人は内気なところが多いから、訪問したら返礼としてこっちにも来てくれる習性があるようです。
Posted by ささがわ at 2009年06月08日 15:27
ささがわさん

ありがとう
Posted by やっちゃばの士 at 2009年06月12日 08:03
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