2009年02月11日

キーワードクラシック「冬」C

 今日もシベリウスということで

シベリウスA


管弦楽曲
交響詩『エン・サガ』(ある伝説)
シベリウス初期の交響詩で、最初の成功作。荒々しいが印象的な主題が特徴的です。厳しい冬(困難、課題)を強い意志を持って前へ進もうとする作曲者の心が感じられます。


交響詩『夜の騎行と日の出』
闇夜の林を馬に乗って駆けていく情景と心の状態が表現されています。先回の記事の第4交響曲と似たところがあります。病になった経験がこの曲にも反映されているようです。やがて、闇夜が開け、朝日と小鳥のさえずりが旅人の心を晴れやかな心にしてくれます。


シベリウスは交響詩を多く作曲しました。大編成オーケストラの交響詩の質と量ではリヒャルト・シュトラウスと肩を並べる存在です。大編成のオーケストラというと、非常に音響効果を狙った外面的な音楽を想像しますが、両者とも実に内面的な世界を描き出しているのが特徴的です。

協奏曲

ヴァイオリン協奏曲ニ短調
作曲家自身が第1楽章の第1主題を「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と述べています。僕の主観的な感想を述べるまでもなくこの曲は冬をイメージさせる曲です。

第1楽章
ヴァイオリンの冷たく透明感のある旋律によって始まる。オーケストラは逆にほの暗く、盛り上がりそうで盛り上がらない。第1交響曲や第2交響曲のような盛り上がりを期待する人は、もどかしさを感じるはずである。
第2楽章
第1楽章とは対照的な温かみのある音楽。真冬の夜、暖炉の中で燃え続ける炎のように暖かい。

第3楽章
ロンド。軽やかな音楽が展開される。

シベリウスの協奏曲はこのヴァイオリン協奏曲1曲のみです。ピアノ協奏曲なども残して欲しかったですね。



posted by やっちゃばの士 at 23:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | シベリウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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