2008年10月25日

シューマン ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調

 目的地を目指して馬車を走らせる。馳せる思い。シューマンのソナタの第1楽章の冒頭は大地を蹴って疾走する白馬の足の響きのようだ。久々にこの曲を聴いてみた。
 
 ちょうど5年前長女が生まれた。僕の故郷である岡山で妻は出産した。僕は東京で仕事。陣痛の知らせを受けて、新幹線で岡山に向かったのだが、その時新幹線の中で繰り返して聴いていたのがこの曲だ。風を切って進む新幹線と僕の心とそしてこの曲。すべてのベクトルが一致していた。それにしても、このはやる気持ちをシューマンのこの曲は見事に表現している。クララへの思いが、鍵盤上を駆け上がっていくようだ。

 この曲は序奏もあって、長大な曲。シューマンのものすごい意気込みを感じる。全体としては、何だか不器用なまとまり方をしているようにも感じるのだが、そんなところがいかにもシューマンらしい。シューマンは小品向けの作曲家で、ソナタなどの大曲は不向きという評価が一般的だが、好き嫌いで言えば僕は断然大曲を取る。


posted by やっちゃばの士 at 22:53| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シューマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。